伸こう福祉会のいいところは、自分を成長させてくれる出会いがたくさんあるところ。今でも思い出すのは入職後すぐの頃のできごとです。担任になったのは前年度からの持ち上がりのクラス。子どもたちがなかなか私に心を開いてくれず、落ち込んだり悩んだりしていました。そのクラスに一人溶け込めずに、ずっと泣いている新入園児がいたんです。ずっと抱っこしていてあげたいけど、担任なのに１人にばかり関わってしまってよいものだろうかと躊躇していた私に、ベテラン先生は「あなたのことを慕ってくれてるんだから、だっこしててあげなさい」。と声をかけてくれました。その言葉はとても胸に響きました。その子が私に心を開いてくれるようになったら、他の子も先生先生って慕ってくれるようになり、私はそこではじめてちゃんと保育士になれた気がしました。この出来事が私を保育士にしてくれた。忘れられない、かけがえのない思い出です。

「伸こう福祉会だから大丈夫」。園長になることが決まり、不安でいっぱいの私にそんな言葉をかけてくれた先輩がいました。実際、園長を経験してみて驚きました。研修や会議でベテランの先生のノウハウや考え方を知る機会がこんなにたくさんあるなんて…！介護分野でも保育分野でも若い施設長を排出しているその裏側には、しっかりとしたサポートがあったんだと改めて納得しましたね。この先は園長として、地域との関わりを深め愛される園にするのが目標。そして保育と介護を繋げられるような架け橋的な役割を担えるといいなと思っています。